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旧約聖書の生い立ちと成り立ち

今日、私たちが使っている聖書はどのように成立したのでしょうか。その生い立ちを学んでみましょう。

まず正典という概念から学んでみましょう。正典とは尺度という意味があります。何をもって神の御言葉とするか、神の教えまたは基準は何かが決められてあります。その基準になる書が神の御言葉と認められ正典と呼ばれます。

まずは旧約聖書の正典を学んでみましょう。3種類の分類の仕方があります。ヘブル語聖書、カトリック聖書、プロテスタント聖書の正典があります。それぞれ少し分類の仕方が違うのでここで学んでおきましょう。

ヘブル語聖書正典

ヘブル語正典は3種類に分けられています。まず最初は、創世記から申命記までの律法の書と呼ばれます。またヘブル語ではトーラーTorahといわれるもの です。トーラーの意味は教え、戒め、広い意味ではユダヤ教における伝統と教え、限定的にモーセの書を指す場合もあります。 次に預言書で、前預言書、後預 言書とに分けられます。ヘブル語でネビイーム、Nehveh‐Eemと言われます。前預言書の中には、クリスチャンが歴史書と考えるヨシュア記、士師記、 1、2サムエル、1、2列王記が含まれています。1、2サムエルを1巻、1、2列王記を1巻と考え、ヨシャア記から2列王記まで4巻あると考えられていま す。これらの書を預言書に入れている理由は、単純にですが預言的要素が含まれていると考えられているからです。

後預言書にはイザヤ、エレミヤ、エゼキエル、12の小預言書が含まれています。この場合、プロテスタント聖書が一般的に指す12の小預言書、つまりホセ ヤ、ヨエル、アモス、オバデヤ、ヨナ、ミカ、ナホム、ハバクク、ゼパニヤ、ハガイ、ゼカリヤ、マラキまでを1巻と数えられています。つまりイザヤ、エレミ ヤ、エゼキエル、12の小預言書を後預言書4巻として考えられています。

そして諸書と呼ばれるものがあります。ヘブル語ではケトウビーム、Kehtu-Veemと呼ばれます。諸書は3つの分類に分けられます。まず、真理の書: 詩編、箴言、ヨブ記の3巻、巻物:雅歌、ルツ記、哀歌、伝道の書、エステルの5巻、そして最後に歴史の書:ダニエル、エズラ・ネヘミヤ、歴代史の3巻で す。エズラ・ネヘミヤは1巻として数えられています。

ヘブル語聖書の正典は、この3つの分類のヘブル語の頭文字から、TaNaKhとも呼ばれます。もちろん、ユダヤ人たちは、当然ですが、ヘブル語聖書を旧約 聖書と呼びません。ユダヤ人にとって新しい契約は未だ存在しませんから、旧約聖書とは呼べないわけです。旧約聖書という呼び名は、2世紀のクリスチャンに よってユダヤ教と区別するという意味でつけられました。書巻の数ですが、ユダヤ教では伝統的に24巻と定めています。しかし、22巻とも言われる場合もあ ります。この場合、士師記とルツ記を1巻、エレミヤと哀歌を1巻として数えています。

 

最終更新日: 2009年2月 4日(水) 16:47 JST|924 閲覧件数

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