日本では愛という言葉は、日常会話では用いないでしょう。POP、歌謡曲に出てくるくらいです。一般的な日本人が愛という言葉を一ヶ月にどのくらい使っているのでしょうか。おそらく使っている人がいたとしても少ないのではないでしょうか。 神の愛となればなおさら聞きなれない言葉ですね。
天地万物を創造された神は、人間を神のかたちとして、神に似せて創造したことは前のページで説明しました。さら に神のかたちとして人間は、神のように考える力を持ち、判断力を持ち、何かをつくり出すことが出来る創造力も持っているのです。この人間を神は何よりも愛 しておられます。親が自分の子供を愛するように、それが言わば自分の体から生まれた分身だからでしょうか。それ以上の愛を神は、私たち人間に日々、注がれ ているのです。
ところが、人間は罪を犯し、神の教えを背き、神の存在と権威さえ認めないようになりました。それでも神の愛はとまるところを知りません。この愛は、全人 類に善人にも悪人も注がれているのです。旧約の時代にはイスラエルが選ばれた民として神の教えを守ったのですが、途中で頓挫して罪を犯し続けるようになり ます。愛はイスラエルの民に注がれ、また他の全人類に注がれたのです。
イスラエルは、世界の光として神の御言葉を伝えるために選ばれたのです。その究極のわざがイスラエル人であったイエス・キリストの生誕なのです。イエ ス・キリストは、天にいらした三位一体の神である一人子でした。この方は、一人間メシア(キリスト)として生まれイエスと名づけられたのです。ヨハネ3章16節ー21節を 読みましょう。
神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。神が御子を世に遣わされたのは、世を裁くためではなく、御子によって世が救われるためである。御子を信じる者は裁かれない。信じない者は既に裁かれている。神の独り子の名を信じていないからである。光が世に来たのに、人々はその行いが悪いので、光よりも闇の方を好んだ。それが、もう裁きになっている。悪を行う者は皆、光を憎み、その行いが明るみに出されるのを恐れて、光の方に来ないからである。 しかし、真理を行う者は光の方に来る。その行いが神に導かれてなされたということが、明らかになるために。」
人間たちが命を得るために、罪の呪縛から解き放たれるために、イエス・キリストは天からいらしたのです。そしてこの方を信じる者は誰でも罪 の赦しをうけ、神の御国へと入ることが出来ると約束されているのです。イエス様は世の光として来られました。悪を照らし出し私たちが悔い改めるようにとイ エス・キリストは愛をもって真理を語ったのです。
無償の愛についてルカ6章31節ー36節を読んでみましょう。
人にしてもらいたいと思うことを、人にもしなさい。自分を愛してくれる人を愛したところで、あなたがたにどんな恵みがあろうか。罪人でも、愛してくれる人を愛している。また、自分によくしてくれる人に善いことをしたところで、どんな恵みがあろうか。罪人でも同じことをしている。返してもらうことを当てにして貸したところで、どんな恵みがあろうか。罪人さえ、同じものを返してもらおうとして、罪人に貸すのである。 しかし、あなたがたは敵を愛しなさい。人に善いことをし、何も当てにしないで貸しなさい。そうすれば、たくさんの報いがあり、いと高き方の子となる。いと高き方は、恩を知らない者にも悪人にも、情け深いからである。あなたがたの父が憐れみ深いように、あなたがたも憐れみ深い者となりなさい。」
日本には古くから「お返し」という慣習があります。結婚式、御葬式、近所でのお付き合い、親戚のお付き合い、それぞれ何かをもらったらそう相当のものを返 す慣習です。結婚式でも何でも物をもらった方は返すの儀礼としてまかり通っていますが、返さないと「礼儀知らずだ」とレッテルをはられます。物をプレゼン トする方も何かお返しがあるとつい期待してしまうものです。逆にお返しなど面倒だといってそのような物を受け取るのが嫌に感じる人もいます。
しかし、何の見返りも期待しないで親切は出来ないものでしょうか。見返りがなくても良いのではないでしょうか。主なるイエス・キリストは、無償の愛を教え ています。敵をも愛す無条件の愛を教えています。持ちつ持たれつ、ギブアンドテイクの愛ではありません。無条件の愛で満たされた人間社会はイエス・キリス トの教えによってのみ可能なのです。
今の世の中、お返しとしてお礼が返ってくるどころか、逆にだましだましあいの世の中とも言えるかもしれません。詐欺は振込み詐欺だけではありません。大きな会社でも偽証、偽善、いろいろな嘘偽りが相次ぎ行われています。
それではこの三位一体の神が人間とどのように関わっているのか考えてみましょう。
最終更新日: 2009年2月 6日(金) 16:26 JST|1,308 閲覧件数
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